スーツのラペルとは、スーツの襟の事です。幅や形の違いによって見た目に大きな違いがあるため、それぞれの特徴を理解しておくとオーダーするときに役立ちます。
シングルスーツに定番としてノッチドラペルがあります。
吊るしと呼ばれるスーツの大半で採用している為、見たことが多いでしょう。
どのシーンでも身に着けやすく、万人受けする形です。
襟の剣先がとがった物はダブルスーツで採用されることが多く、80年代の刑事ドラマで愛用している刑事の姿を目にした人も多いでしょう。
最もフォーマルなタイプで、英国流のタキシードで採用されることも多いです。
見た目が華やかで印象深い為、職種やシーンを選びますが襟型だけをシングルのオーダースーツで利用することもできます。
米国のタキシードで採用されることが多いショールカラーは、丸みのある襟が特徴だといいます。
英国流のタキシードよりも柔らかな印象を与えるデザインです。
これ以外にもフィッシュマウスと呼ばれ、魚の口に似ているデザインもあります。
どのタイプにするかでスーツの表情が異なる為、オーダースーツを作る時の参考にしてください。
昨今ではお値段が高くても、一着は良いスーツを持っていたいという若者が増加しています。
全国各地でオーダースーツに対応したショップが誕生しており、その人気ぶりが一目でわかるほどです。
オーダースーツは自分でデザインも決められるのが魅力ですが、そのなかでも高い支持を集めているのがベントです。
この柄は本場のイタリアで1800年代に登場したもので、幾何学模様がシックなスタイルを醸し出しています。
二種類の糸を用いて丁寧に作られたデザインで、以前は貴族階級の方しか身に付けられなかったといわれたほどです。
日本では1980年代前半のバブル経済の頃に普及して、オーダースーツの定番となりました。
ベントの場合は使用する糸の色も自分で選べるので、個性を強調してみるのも良いでしょう。
おすすめのカラーは緑と赤で、組み合わせることで立体的な姿を生地全体に表現できます。
オーダースーツは一生もののアイテムでもあり、お気に入りを作りましょう。